![]() 5月5日、GWの真ん中。天気も良くて久しぶりに「佐渡に行って来よう」と出掛けたのです。 午後2時近くになって水津港へ入る予定でしたが、海保から(無線で)海峡の情報を知ら せて貰いました、夜にかけて南東の風が強くと言うことでしたので、じゃあ風が避けられる 隣の大川港まで足をのばそうと姫崎灯台を回って両津湾へ入ったのです。すると湾の奥か ら急接近してきた船が上の画像の「ときくさ」でした。タモを伸ばして「免許証と船検証を入 れて下さい。」はいはい…と船のコックピットからファイルを取り出してタモに入れたのでした。 「ファイルに船検証なんて入ってないです。」「入っている筈です。」ハハハ、ここから私被 疑者になってしまいました。艇に横付けされ、写真を撮られ、大川港に停泊。岸壁で暗くな るまで取り調べでした。もちろん帰してもらえません。「どうしても新潟へ航行するなら船検証 を捜して持って来て下さい。」その晩、Kさんから佐渡汽船へ送って貰い、帰宅。ようやく見つ けた船検証を持って朝一番のフェリーで佐渡事務所へ見せに行った訳です。でもこれで終 わらないのですね。同じ事を何度も話し、後日調書を取るので再度出頭の約束をして、AM 11時頃に新潟へ向かったのです。夕方は少し荒れ、6knot以上のスピードでした。もう少し 遅くなると危なかったかな〜と言う状況でした。その後、電話でもたくさんの質問を受けました。 何度も重ねて聞かれたのは「何故、佐渡に行こうとしたのか?」「何故、大川港に向かった のか?」でした。「出港時に船検証がファイルに入っているかどうか何故調べなかったのか?」 いろいろな質問に答えられないものがたくさんありました。2週間後に一日調書を作るので… と佐渡の事務所へ呼ばれ、9月には検察庁に検察調書を書くのでと呼ばれた訳です。 10月に電話で確認したのですが「この件は不起訴になった」と言うことでした。 |