能登半島、内浦を旅行してきました
  禄剛崎灯台
  能登内浦
  七尾ベイマリン
  能登大橋
 〔日程〕
新潟〜小木(泊)〜狼煙漁港(泊)〜七尾(泊)〜狼煙漁港(泊)〜多田(泊)〜新潟

 うずついていた放浪癖がふと頭をもたげました。じゃあ、身近な所で…と、能登半島行きを
思い立ったのです。
 7月30日(7:30)に出発,その日は、小木港へ停泊。「かもめ荘」で温泉につかり、新しい飲
み屋(?)さんへ入ったのが何かの縁でした。そこに小木ヨットクラブの木下さんが居て、彼
のボトルを呑んで盛り上がってしまいました。
 7月31日は5:00前に出航。小木〜狼煙海岸は近いといっても91kmとGPSが示してます。
おまけに西風。まさにエンジンだけが頼りの機走ですが、私のはせいぜい4.5ktというところ。
何時着くのかな…
 午後ぼ〜っとした霞の中に半島の突端が見えてきたときは嬉しかった。
 狼煙漁港でのビジターは私だけ。南側の岸壁を1艇で占有しました。良い気分。
 「狼煙荘」で温泉と夕食を食べさせてもらいました。海の幸満杯!
 8月1日5:00出航。七尾湾を目指します。出航前に漁協の氷販売機で買った氷は\300で
20kg ありたけの旅行カバン2つに詰めてヨットの冷蔵庫へ入れたのです。これは帰りまで快
適な役目を果たしました。
 内浦は極端にえぐれていて、どんどん南西へと岬を回るようになります。波は穏やか、風は
そよそよ…刺し網や定置網で九十九湾を眺め楽しんでいる余裕は余りありません。ホンダワラ
がペラに絡みます。この日は2回、裸で飛び込んで鎌で刈り取ったのです。夏だから良い気
分です。
 七尾湾は道標のある場所以外は極端に浅いので、魚探で様子を常に監視します。岩も突
き出ていて、深度4mを表示したりしてます。大型船の通る場所を遠回りするのが一番良い方
法なのでしょう。
 七尾ベイマリンに電話すると、途中から3度指示がありました。1文字突堤と定置網の間を通
るのですよ…って。海からだと隙間など見えない、入れない…って思ってしまいます。
 自転車で和倉温泉まで行き、温泉に入りました。旅行案内では七尾とは目と鼻の先と紹介
されてますが、その距離は6km。坂道だから、もう汗びっしょりでした。
 七尾は寺の街、「山の寺寺院群」があり、29の寺をつなぐ遊歩道になっています。これは風
情があって楽しい。
 マリンでの補給は水だけ。他は近くのスタンド、スーパー、コンビニ、コインランドリーで済ま
すことになります。
 8月2日5:00出航。朝靄の中を七尾湾を眺めながら湾外に出ます。GPSでは小木まで147km
南西の風で7kt 程出てますからこのまま帰ろうか…と思いました。しかし、天候悪化の予報が
あり狼煙漁港へ変針。岬を大回りすべきだったのに、内側を回ったため、大事件。「ガツン」っと
腹が暗岩に衝突。テラーを持っていた手は血豆。船室のものは全てバウに叩き付けられました。
 もの凄い音だったので、漁師さん(小泊漁港?)等が心配して駆けつけてくれました。幸い自
力で抜け出すことが出来、事なきを得ました。「刺し網のある外側を走れよ!」って励ましてもら
い嬉しかった。(翌日、潜ってみると、バラストの塗装がはげて、鉄の部分が見えます。ダメージ
が少なくてホッとしました。狼煙漁港着・泊
 8月3日5:00出航(多田港へ到着・泊) 8月4日10:30出航、新潟4:00


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