大雨と洪水、そしてヨット置き場へ瓦礫襲来の被害から (2013)
今年も瓦礫と大木の来襲に泣かされました。瓦礫は舫いに引っかかって、2m以上も深く沈んで
畳の様に硬くなります。大木は数本ずつ流れて来ますが、長さが数十メートルもあったりして、なか
なか、人力で引き出す事が出来ないのです。結局夜も頑張って、7月30日(火)〜8月9日(金)の11
日間は重労働の連続で、ある程度の復旧をみました。
前回は2011年に殆どのヨットの舫いを切って避難したばかりでした。2年も立たないうちにこれでは
どうしようも無いですよね。その前は2004年の7.13水害で、三条の五十嵐川の氾濫の時でした。
この大きな出来事を体験しているために、今回ヨットは早めに舫いを解き、避難をしました。
一番安全だと思われた旧魚市場前の漁船溜まりへです。ここには11艇が避難したのですが、河
口に流れた瓦礫や流木が折からの北風で、逆流して港を埋めてしまったのです。
数日間、バックホー等の重機ですくい揚げ、ダンプで運んだようです。仮置き場の旧魚市場が瓦
礫でいっぱいになったのには驚きでした。
魚市場へのヨットの停泊は9日までしか許可されませんでしたから、残る瓦礫をかき分け、和船で
牽引してもらって多くのヨットは元の場所へ戻りました。
川の中の舫いも多くの瓦礫が掛かり、水中へ舫いを引き込んでいますから、全部クリーンにしない
限り、ヨットは停泊出来ません。この作業は気の遠くなるモノでした。
長いロープが他の艇のチェーンに絡んだり、流れていたりして、1艇のロープを探し当てるのに、
1日丸々と費やしたのもあります。
連日炎天下をボランティアで復旧活動に頑張って下さった方には心から感謝いたします。しかし、
フト気付いたのですが、自主管理のヨット置き場なのに、誰かがやってくれる…と言う人頼みの方が
少々目立ったことです。お互い協力し合う素晴らしいクラブの活動であって欲しいのですが、この問
題点は今後、解決へと詰めなければなりません。今回の様な天災とも言える洪水への克服を目指し、
クラブ員が一丸となっての活動が爽やかな事と思うのは私だけではないでしょう。
![]() 避難への作業 7/30 |
![]() 夜を徹して… 7/30 |
![]() 旧魚市場へ避難、でも瓦礫が 8/2 |
![]() 取っても取ってもダメ! 8/3 |