海の本でも読みませんか。私が愛読している本の紹介をします。

                         女王陛下のユリシーズ号         \840
 アリステア・マクリーン著、村上博基訳 ハヤカワ文庫
 第2次世界大戦の最中の話。援ソ物資を積んで北極海を
行く連合軍輸送船団とその護衛にあたる英国巡洋艦ユリシ
ーズ号の話。乗組員700数十名を待ち受ける運命とは…
 極寒の北極海と暴風雨。待ち受けるはUボートと爆撃機。
 その中を鋼鉄の意志を持って切り抜ける男達の姿は美しい
 詳しくは読んで確かめて欲しい…
                        〔図解〕船の科学             \880
 池田良穂 著 ブルーバックス(講談社) 2007刊
 50万トンクラスのタンカーの仕組みや時速77kmも出る
超高速船の話題から、様々な公式を使った説明など、
船好きの者なら一気に読んでしまう本だ。
 ノットって結び目のこと…が何故船の速さなのか?ブリッ
ジって橋なのにどうして操舵室なのか…とか、スクリューと
飛行機のプロペラの位置が違うのは?とかとか。
 中は成る程…という話ばかり。タイタニックから洞爺丸の
写真、波の発達状態を推定するSMB法の表や図もたくさん
詰め込まれている。12月に出た本で、読んだ者こそ新しい
知識人となること間違いなし。
 エンデュランス号漂流記  無人島に生きる16人
 どちらも漂流記ですが、スケールが大きすぎる。
 前者が22人、後者が16人。漂流しながらしっか
りと集団で助け合い、長い間の生活を無事に送り、
帰還するまでの実録。
 時代はず〜っと昔であるが、帆船で自然との闘い
の素晴らしさは学ぶことばかりである。
 ウミガメや魚を食べ、水を確保する。料理の仕方
着物のこと、健康維持のことなど柔な現代人には貴
重な教訓ばかりである。漂流民でありながら、国民
としての気高さを失わない心も学ぶことばかりであ
る。ぜひ一読を!
 
 夢丸物語


夫婦で世界一周 夢丸物語―定年後にヨットで出発!
  澤 茂夫   (文庫) 2006年刊
仕事に、遊びに、精を出す日々。沖を優雅に行くヨ
ットに憧れた。“いつか自分のヨットを持って夫婦
ふたりで、のんびりじっくり旅がしたい”
55歳で出発したヨットで周る5年間の世界一周旅行。

 エイ文庫という文庫本です。表紙を広げると
こんな写真が目に入ってきます。
               
  ホクレア号が行く

 ナイノア トンプソン (著), 山内 美郷 (著) 
 600年前に途絶えてしまったハワイの遠洋航海を
今に復活させ、先祖ゆかりの地・タヒチへの4000km
を双胴のカヌーで航海したハワイの魂の回復のプ
ロジェクト。
 伝統航海士が地球のあり方、生きるための勇気
などを語る。ナイノア・トンプソンの講演を編集
収録したもの

 本当に日本にも来た。学校の図書館ならどこで
も読めます。
  太平洋ひとりぼっち

    堀江 健一 著 舵社刊
 1962年、堀江謙一は19フィートのヨット「マーメ
イド」で太平洋をひとりで横断した-。40年も前に、
わずか6m足らずのヨットで太平洋を横断した「マー
メイド」号の航海記。復刻版です。
 
 私はブックオフから\100 で古本をゲット
 この本は福武文庫でした。\600 の値段が付いて
いました。
               
 70歳 太平洋処女航海
 村田和雄 著 潟Gイバックズーム \1,800

ジェームズユアサバッテーの専務まで務めた
村田さん。
 70歳の記念に太平洋を一人航海。ロスまで。
 その間の英語のメールを逆に日本語に直し
て出版というのでびっくり。

 私は奥さんが用意してくれたコモ社のパンに
興味がある。
96日間も美味しく食べられた…遠洋航海の為
の注意や食事もメニューが参考になる。
    「幸風航海記」

               大平幸子 著
世界一周ヨットの旅813日の記録!夫・雄さんの
夢をかなえるため、カナヅチでおまけにヨット未経
験の妻が、ただ一人の女クルーとして同乗。ハプニ
ングを乗りこえて、日本に帰ってくるまでの、感動
のノンフィクション。 
 本人の講演から買った本だと鬼木さんから借りて
読んだ。
 クルー同士の人間関係作りや、毎日の生活の仕
方などが実に印象的。航海には役に立つ。
◆ 実践ヨット用語ハンドブック 舵社 \900

◆ クルージングアイデア101  舵社 \1,400

どちらも無くても良いが、あると便利な本です。
 (貸し出し中で、ここに漏れた本も何冊かあります。
  もし、読んでみたい方はお声を掛けてください。)

 ジュンク堂のヨットコーナーに並んでいるものばかり
です。

 

                     
ヨットのシーマンシップよもやま話
  スピン・ナ・ヤーン 

     野本謙作 著     ¥1,890 
ヨット歴50年余り、愛艇<春一番>の航行
距離のべ4万マイル以上。
ベテランシーマン、故野本謙作氏の語るシ
ーマンシップの真髄が凝縮された待望の書。
    白い船 
  早坂 真紀  山口 はるみ \ 1,260  

白い船は、今どこを走っていますか-。沖を行
く白い船に夢をはせる少年たち。夢を見守り、
大切に育ててゆく大人たち。
実話を元に、文章とイラストで詩情豊かに綴
るオリジナル・ストーリー。2002年初夏映画
公開。 私は感動しました。
     この類の他の本は「本の紹介」をご覧下さい。→

◆ 初めての外洋ヨット 市川 和彦 著

◆ インナーセーリング(1)(2) 青木 洋 著
  
◆ ナビゲーション大研究 市川 和彦 著舵社

  ◆ カシミール3D 杉本 智彦 著
             CD付きで \2,300 程度
  この本は航海とは関係が薄いが、GPSを使っ
て海に出る方には絶対お薦めの本です。様々
なものが出ています。
  まずは1冊ご覧下さい。
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