ジオキャッシュの楽しみ方
   見つけたお宝
多くのGPSの会社が支援している「ジオキャッシュ」の
公式ホームページは  http://www.geocaching.com/
です。(英語版だけ)
ここにユーザー登録して、宝のある位置を探ります。
新潟県は今の所、165カ所有るらしい。全世界では数
百万カ所と言われてます。一つ一つ緯度、経度が示さ
れているので、GPSで探すわけです。
(朱鷺メッセやミナトピアにも幾つかあります。)
見つけたら、中を開けると、ログブック、お宝が入ってま
すので、何時見つけたのか、自分の名前も書いて、1個
お宝をいただきます。で、いただいた代わりに1つ、自分
で持参してきたお宝(食べ物や爆発物は駄目)を入れて
元通りにして帰るというわけです。
この事はホームページに記録します。すると、その記録
が公開されます。「たくさん見つけたよ」と自慢するのも
楽しみですが、なかなか見つかりませんのでお宝との巡り
会いは何とも感動の1コマです。
 私とジオキャッシングの事   marley

もうハンディGPSは5年以上も使っているので、ジオ
キャッシングは知ってました。良く炉辺で話題に
したものです。
 秋に公園で寝転んでいると、外人さんが真剣にキ
ャッシュを探しています。私に気付かれないよう
に慎重な態度。
 でもね、やっぱりヘン。数年前にサミットとかが
あって、寝転んでいた私は警官や保安庁の人に何
度も調べられた体験がありますから、あんな不審な
行動なら逮捕モノだよ…とマグルに徹していたので
す。しかし公園で長〜い時間仲間を待っていると、
いろいろな情景を目にしますから、何がある
のかな?と好奇心が沸いてきます。どんどん高じて
来て、遂にメンバー登録となってしまいました。
 ところで、私の様な老人になると、運動不足が心
配で毎日のウォーキングを日課にしています。そこ
で、ウォーキングのフィールドの中にジオキャッシ
ングが出来る箇所を毎日探して出かけます。
 そんな訳で、キャッシュはあっても無くても良い
のですが、しっかりと走ったり歩いたり、時には登
山を入れるなど工夫しております。
 キャッシングの数字はあまり伸びないでしょうが、
健康指数がアップするようで楽しい事この上ないの
ですね。こんな楽しみ方もある…とお知らせしたく
て書いてみました。     
 これは私がゲッ
トしたお宝です。
おもちゃや商品
に付いてきたおま
けの様なものばか
りですよね。
 探したモノの価
値はそれ程問題で
は無く、探す過程
が楽しいのですね
 ぜひ体験して欲
しいです。
 実際頑張っている方は一人でキャッシュ数が数百と言
うのが殆どなのです。凄い経験値ですよね。いろいろ聞
いてみると、よその土地へキャッシング旅行に出かける
のです。仕掛けられたキャッシュ(お宝)はあらゆる箇所
にあるのですよね。
 私も分からずに1時間も探したり、考えたりしたことが
ありますが、だんだんと要領が飲み込めて来ました。
「そうだ人間が考えることだから、きっとここでは…に
違いない。」と言う読みも重要ですね。
 宇宙ステーションにもあるそうですが、良いのかな?
って思ってしまいます。私も「朱鷺メッセ」では何日も
調べ、考え込んでしまいました。
 別の所では非常階段を支える鉄骨が二重になっている
場分があって、その鉄骨の間にあったのですが、腕が入
らずに、裸になって手を伸ばしたこともあります。
 簡単で分かりやすい説明はここ
 http://nanapi.jp/5060/  これは面白いですよ。

  幾つかの簡単なルールがあります。これを守らな
いと他の活動している人の迷惑になりますので、
厳守しましょう。(例:お宝場所を公表する×)
ちなみにPremium Memberといって、年会費を払う制度もあ
ります。このメンバーになると、メンバーオンリーのキャ
ッシュハントに参加でき、geocaching.comでメンバーオン
リーの機能が利用できます。また、それ以上にgeocaching.
comの運営を支援することができます。 
 興味ある方は ご連絡ください。
 下に具体例をWebからパクッて紹介
  GPS宝探しゲーム「GEOCACHING」で遊ぶ 2005年06月09日
徳川の埋蔵金やフィリピンの山下財宝、M資金……ちょっと洒落にならない例を挙げてしまったかもしれないが、
洋の東西を問わず「財宝伝説」は枚挙に暇(いとま)がない。幼き日、冒険小説や漫画に登場するこうした
“宝探し”に、胸躍らせた方も多いだろう。現実には“徳川埋蔵金発掘番組”のように、無残な結果に終わるの
が関の山で、大人になるにつれてほとんどの人はそのようなトキメキを忘れてしまう。 

 夢を持とうと持つまいと、現実の財宝を見つけることは困難だが、それをゲームとして楽しむ遊びがひそかな
人気を集めている。それが「GEOCACHING(ジオキャッシング)」だ。  

  世界中の“お宝”のありかが登録されている、GEOCACHING.COM 
 ジオキャッシングとは、「Geography(地理)」と「Caching(物を隠すこと)」を組み合わせた造語で、GPSの
位置情報を用いた「宝探しゲーム」のこと。「キャッシュ」と呼ぶお宝を隠す際に、GPS端末を用いて隠し場所の
位置情報を記録し、Webサイトに登録する。ゲームに参加する人は、その情報を基にキャッシュのありかを探し出
すというものだ。宝のありかを「一本杉」や「天狗岩」といった名称や目印ではなく、緯度・経度で示すというわ
けである。 
 参加方法は至って簡単。ジオキャッシングの総本山であるWebサイト「GEOCACHING.COM」にアクセスし、キャッシ
ュのありかを検索する。ページにはキャッシュの緯度・経度やヒントなどが書いてあるので記録しておき、その情
報を基にキャッシュを探しに行けばいい。 

 そんなの簡単でしょ? いえ、実は結構頭を使います
 キャッシュを見事探し当てると、その中には「ログブック」と呼ばれる記録用紙が入っているので、見つけた日
付や時刻、名前などを書き込んで、キャッシュの中にある“お宝”を一つゲットできる。お宝をもらう際には、代
わりに自分が用意したお宝を入れるというのがマナー。お宝といっても高価なものである必要はなく、キーホルダ
ーやボトルキャップのような小物、コインなどでも構わない。最後に、探し当てたキャッシュを元の場所に戻す、
というのが大まかなルールだ。 
 緯度・経度で示された場所に行ってキャッシュを見つけるだけなんて、「簡単なんじゃないの?」と思われる方
も多いだろう。それは半分は正しいが、半分は間違いである。確かに「何度・何分・何秒」単位まで詳しいGPS情
報が分かれば、海上や山の中でもない限り、目的地にたどり着くのは簡単だ。しかし、キャッシュは岩の裏や草む
らの中などに隠されているため、位置情報が分かったからといって、すぐに見つかるわけではない。言ってみれば、
部屋の中で無くした物がなかなか見つからないのと同じこと。そこがまたチャレンジ精神をかき立てるのだ。 
 さらに、隠されている「キャッシュ」がお宝そのものとは限らない。キャッシュにはお宝自体を隠した「トラデ
ィショナル・キャッシュ」と呼ぶシンプルなもの以外に、お宝の場所を示した“ヒント”を隠す「マルチ・キャッ
シュ」などもある。簡単に見つかる初心者向けのキャッシュから、キャッシュに入っているヒントやなぞかけを解
かないと見つけ出せない上級者向けのものまで幅広く、参加者の好みで選べるようになっている。 
 さぁ、宝探しの扉が開かれる!

 GPS端末、お宝検索……準備に取りかかる
 前置きはこれくらいにして、早速、宝探しに出かけよう! 

 今回購入したMio Technology Limitedの「Mio168」
 (日本ではマイタックジャパンが販売。価格は4万円前後) 
 ……と、その前に、ジオキャッシングに参加するために用意しなくてはならないのがGPS端末だ。街中の公園な
ど、目安となるものが多い場所に隠されたキャッシュを探すなら、地図サイトや地図ソフトを使って緯度・経度で
検索し、その地図を印刷すれば十分だろう。しかし、いくら何でもそれでは味気ない。そこで今回は、GPS付きPDA
(携帯情報端末)「Mio168」をこのコラムのために自腹で購入した。端末の詳細については次回に譲るとして、先
へ進む。 
 GPS端末を手に入れたら、次はどのお宝を目指すか決めなくてはならない。GEOCACHING.COMにアクセスし、日本
国内にあるキャッシュを検索してみる。ジオキャッシングは米国生まれのため、米国内のキャッシュであれば州別
に検索できるが、それ以外は国名やキーワードなどで検索する。「Japan」で検索してみると、243個のキャッシュ
がヒットした。 
 検索結果のページには、キャッシュの種類や大きさ、難易度、簡単な説明などが一覧表示される。緯度や経度は
分からないので、キャッシュの簡単な説明を頼りに探してみたところ「Hikarigaoka」というキーワードを見つけた。
東京都練馬区にある街の名前で、筆者の自宅からもほど近い。早速タイトルをクリックしてページを開く。キャッ
シュの詳しい説明には、特にヒントとなるようなものはないので、緯度・経度の情報をメモしておいた。場所は
「北緯35度45分18.78秒、東経139度37分27.48秒」。光が丘団地内の「春の風公園」にあるようだ。 

 難なく目的地には着くものの、なかなか見つからず
 自宅を出てバスに乗り、都営大江戸線の光が丘駅に降り立つ。「この街のどこかにお宝が眠っている……」なん
て漠然としたものではないので、すぐさま「春の風公園」に向かった。 

  都営大江戸線光が丘駅から宝探しスタート  緑があふれる大通りを抜け、春の風公園へ 
  数分で公園に到着。日曜日ということもあり多くの人が散歩やサイクリングを楽しんでいた 
 キャッシュの場所は大体分かったので、周囲のキャッシュが隠されていそうな場所を入念に調べることにする。
狙い目は、岩の裏や草むら、木の根元、落ち葉の下などだ。20分ほどうろうろ回ってみたが、それらしいものが
全く見当たらない。既に時刻は夕方4時半を回っている……やばい。 
 実は前日も日比谷公園にあるキャッシュを探しに行ったのだが、最初のヒントからしてさっぱり分からず、あ
きらめてスゴスゴと帰るという苦い経験があった。前日の二の舞は絶対に避けたい。が、どうにも見当たらない
んだからイライラが募る。後日また違うキャッシュに挑戦するというヘタレな発想も頭をよぎったが、(ここで
あきらめたらおしまいだぞ)と自分を奮い立たせた。 
 岩陰とか…… 草むらなどを探索してみるものの、なかなか見つからない 

 GPSの「ワナ」にはまる? 測地系の違いに注意!
  しかし、いくら気合を入れても見つからない。ひょっとするとGPSの座標が間違っているんじゃないか……とい
う不安がよぎった瞬間、あるGPSの「ワナ」を思い出した。 
 ワナといっても、米軍が意図的にGPSの精度を変えているという“アレ”ではない。それは、元々軍事用に開発さ
れたGPS衛星を米国が民間に開放する際、米国の優位性を保つために誤差をわざわざ生じさせていたというものだ。
 しかし、2000年5月、クリントン前米大統領は米軍に対し、民間利用の衛星信号に意図的にスクランブルをかける
ことをやめるよう命じている。さらにGPS端末側の技術進歩も、そうした“誤差”を無意味なものとしてしまった。 
 今回の“ワナ”とは、GPSの測地系(座標系)のこと。実はGPSの測地系には、日本独自の「日本測地系」と世界
標準の「世界測地系」の2通りあるのだ。日本測地系と世界測地系は緯度で+12秒、経度で−12秒のずれがあり、同
じ緯度・経度の座標でも、日本測地系は世界測地系から北西に約450メートル(東京近辺の場合)もずれてしまう。 

  PDAを見ると目的地がこの付近なのは確かだ。もしかして座標が間違っている? 
 GEOCACHING.COMは、当然、世界測地系を利用している。だが、今回PDAで使った地図ソフトの設定が日本測地系に
なっていたとすれば、実際のキャッシュは450メートルも南東にあることになる。すぐに気付いて良かったと胸をな
でおろし、端末の設定を確認してみると世界測地系だった。念のため日本測地系でキャッシュの場所を表示してみ
たが、そこは公園でも何でもない場所だったため、場所はこの辺りで間違いなかったようだ。 
 と、堅苦しいことを長々書いてしまったが、つまりは最初にたどり着いた場所の近辺を探すしかないという結論
に至ったのである(トホホ……)。 

 キャッシュ発見! しかし……
 探し始めて1時間あまり、ついにキャッシュ発見! 
 気を取り直し、もう一度周辺を探してみることにした。一人でPDA片手に植え込みや草むらなどを探索する中年
男は、誰が見ても怪しい。早く見つかってくれと念じながら探してみると、結構簡単に見つかった。発見したキャ
ッシュは、迷彩模様が施されたタッパーに「GEOCACHING」という文字が書いてあるので間違いない。そこは実際に
GPSが示した場所から半径2メートル程度のエリア内だったので、まさに“ピンポイント”だったと言える。
 読者の方の「なんだよ〜」とあきれる顔が目に浮かぶが、なぜ今まで見つけられなかったのかと、自分でも不思
議に思うような場所にあった。結局、トータルで1時間あまりかかっただろうか。見つけてみるとあっけないが、探
している間は警察に通報されやしないかと冷や汗モノだった。 
 キャッシュを見つけたところで「宝探し」は終了。次の楽しみはお宝拝見である。 

  見つけたタッパーには「GEOCACHING」の文字
 キャッシュであることは間違いないようだが、開けるにはちょっと勇気がいる(キャッシュを置いた人、ゴメン
ナサイ。他意はないです) 
 さて、浦島太郎よろしくすぐにでも箱を開けてみたいところだが、ここがジオキャッシングの落とし穴。その箱
自体、怪しいというか、開けるのが怖いのだ。せっかく楽しい宝探しを紹介しようというのに、冷水を浴びせるよ
うなことは言いたくないが、ちょっと考えてみてほしい。駅のホームのベンチの下に黒い革のバッグが置かれてい
たら、それを開けてみようと思うだろうか。郵便ポストの下に赤くて丸い物体が貼り付けられていたら、それを取
ってみようと思うだろうか。そういったあからさまな怪しさではないのだが、開けるのに少々ためらったというの
が正直なところだ。 

 お宝「ミニコンパス」を獲得!
 とはいえ、そのまま元の場所に戻してサヨナラではこのコラムの意味がないので、意を決して開けてみる。当た
り前といえば当たり前だが、何の問題もなく開いた。中には「おめでとうございます!」というメッセージの後に、
偶然見つけた人に対して「この箱は何なのか」「ジオキャッシングとは何か」といった簡単な説明が書かれたメモ、
発見者のログ(記録)を残すための単語帳とボールペン、そしてお宝があった。 
 どんなお宝が入っていたかは、見つけた時のお楽しみとして伏せておくが、筆者はいくつかある中からミニコン
パス(方位磁石)をいただき、代わりにキーホルダーを入れておいた。GPS専用端末と違ってmio168にはコンパス機
能がついていないため、今後ジオキャッシングを続けていくためのナイスなお宝をゲットできて結構満足だ。 

 キャッシュを開けるとビニールに包まれた紙が入っていた。
 偶然キャッシュを見つけた人に向けジオキャッシングの説明が書かれている 。ミニコンパスをゲットし、代わり
にキーホルダーを入れておいた 
 ログブックには、キャッシュ発見者の発見日時やコメントが記されていた。筆者は夕方5時ごろ発見したのだが、
ログを見るとその日の午後1時、午後3時に発見したという記録が残されていた。うまく時間がずれていて良かった。
ちょうど他人が発見した時や、キャッシュを元の場所に戻している場面に遭遇してしまうと、宝探しのドキドキ・ワ
クワク感が台無しである。夕方4時ごろに訪れるという、あまりの気合のなさが逆に功を奏したようだ。 
 トータルで2時間もかからない、“プチ探検”気分の宝探しだったが、普段味わうことの少ない満足感と達成感を
得ることができた。結構歩くので体にもいいし、頭も使う。探しに行く場所にもよるが、散歩とピックニックの中間
といったところだろうか。何より暇な時に一人で(もちろん家族や夫婦一緒でもいいが……)、「ちょっとお宝でも
探しに出かけるか……」と腰を上げられる気楽さというか、“ゆるい目的意識”が大人の遊びとしてはちょうどいい。

 単語帳を使ったログブックにはキャッシュ発見者の書き込みが。その日は何と3人目の発見者であった 
 さて、ジオキャッシングの楽しみ方をご覧になって、あなたもトライしてみたくなっただろうか。タッパーに隠さ
れた今回のようなキャッシュ以外に、指定場所に書かれている文字や名前などを探し当てる「バーチャル・キャッシ
ュ」という種類もあり、目的や気分によって色々な楽しみ方ができるのもジオキャッシングの魅力だ。キャッシュの
多くは東京近辺に集中しているが、時間があれば、泊まりがけで地方のキャッシュを探しに出かけるのもいいだろう。