ワクチン接種は若い人を先に…ださ!
コロナ流行真っ盛りの2021年の春の頃です。高齢者宅で上の様な事を言われた。「あんたはどう思う？」と言われて、 免疫
が弱い人や高齢者に配慮した方が良いとか、これまで得た情報をたくさん並べていると話を遮られて しまった。
「もういっぱい生きてきたから、お迎えが来ればコロナであろうと癌であろうと何でも良いんだよ。」 「それよりも若い人たちは働
きに出なくちゃいけないし、ウィルスにかかる危険がいっぱいあるんだからさ…」と。
このやり方が新型ウィルス感染症の撲滅に最も有効かも知れない。高齢者の移動量など僅かだから、優れた発想である。
しかし…こんな事言うと社会から抹殺されそうだ。為政者がこんな事を言うと、まあ〜選挙では落選間違いない。
私が高齢者と、こんな話を大声で毎日出来ているのは気分爽快で、しかもそんな内容を高齢者自身が話すのだから、あまり遮
られる事も無いのだ。
で、別れてから再度話の内容を反芻してみた。当然高齢者が社会的な弱者である。だから、少量のワクチン接種を先ず高齢者
にして手厚く守る…良い社会ではないか。う〜ん、そうなのかな？正しい事なんだろうな〜
へそ曲がりの私は何か納得出来ないモノがチラチラと湧き上がって来るのである。上の言葉は真実味があり、重い言葉だと次第
に頭の中で回り出した。例えば災害時のトリアージ問題では同程度の負傷者に対して若者の延命の方に注力するのが今後の社
会に益をもたらすであろう。高齢者が命を救われても残りは短い寿命だからだ。命の重さは同じだが、救命に1秒を争う状況では、
それでも順位が付けられるだろう。なんて書くと「凄いナショナリストか、ポピュリストだね」とか言われそうだ。
違うって、いつも社会では何かステレオタイプの平等感や民主主義が先行してないかな…と思い始めたのだ。ハハハ、巷では若
い連中にあおられながら、「俺だって、負けないぞ！」って息巻く私が昨今フト考えた出来事でした。どう思いますか？
