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当たったよ! 宅配便が酒を持って 来た。当たったのだ。 吉乃川春の酒フェア とかで、ハガキ1枚で も出しておくモノと思っ た次第。仕込んだば かりの新酒。ラベルも なくて新聞紙包み。 確かに旨かった。 万歳!! | ![]() |
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ブランド支配の変化? ある政治家が越の寒梅をたっぷりと買い占めていた。その 政治家が落選し、もう寒梅を買わなくなった。それが市場に 溢れ一気に価格が下がった。新潟の酒は淡麗辛口で味の 差が殆ど無い…などと言う話を聞いた。これは半分くらいは 事実であろう。そんな訳で、最近は何処のお店にもブランド ものと言われた酒瓶が並ぶようになっている。こうなるとこの 10年間、あれこれウンチクを書いたものが殆ど無意味にな ってしまった。でも、まあ歴史みたいなものとして削除もせず 下に羅列しておくこととした。寒梅や〆張り等を呑んで「大し たことないよ。」などと大きな事が言える時代になった訳だ。 では私にとって今は何が宝物の様なお酒なのか…と言うと 紹介したいのはやはりこの塩沢の青木酒造の「鶴齢」だ。 天地人ブームで上田の庄へ行ってみたが、やはり地元。 何処でも気楽に呑まれている。しっかりしたお酒だ。 まだ、あげるなら麒麟山のブルーボトルとか、いろいろあ るが、もはや、趣味の時代だ…とつくづく感じている。 鶴齢は新津でも手に入ります。 |

(少し加筆しました。H15,11月) 酒は寒梅に限るって言われるとこのコーナーは存在価値がなくなってしま います。数限りない程の日本の酒蔵には数えられない程の杜氏のこだわりが あり、個性豊かな酒の存在も認めようと言ってくださる方がおられるからこ そ、日本も面白いというのが私の持論です。この考えって、大学でも生き方 でも何でも相通じるものがあるのではないでしょうか。 しかし…一般に「越の三梅は良いぞ!」って言います。これはブランド製 品と同じ、だからブランドとして使えば良いのですよね。 例えば酒の味の分からない方にも、場違いな持参品としてでも、プレゼン トには「越の寒梅」などは最高でしょう。渡す時に「ご存知でしょうが、や っと手に入った寒梅ですが…」と一言添えれば、これで渡した人の株はグッ と上がります。心証を良くしたいと思って訪ねたのに、旦那は居ない。お酒 を殆ど飲まない奥様が「お話を賜りましょう…」などと応対されたら、こう 言う時こそ寒梅が威力を発揮するでしょう。全然お酒の話に載ってくれない 方でも「近所の酒屋さんも予約待ちでしてね、お盆前などは3ヶ月も待って たった1本にしてくれ!って言われましてねえ。」そうなんですよ。それ程の 品物を、だから旦那様に持って来たのですから、私のことをもっと取り上げ てください。頼みますよ!って調子で「酒の話」をチャッカリしている訳で す。え?お前はそんな事してたのか…って?誤解されると困ります。 私は日本酒の味には個性があって、それを飲みながらウンチクを傾ける事 こそが、小市民的な楽しみではないか、何でもかんでもブランドものが良い と言われる社会を早く卒業できる日本人になって欲しいと思うのです。 例えが悪いですが、高校生以上のギャルは「もうビトンじゃあないとダメ!」 って、バッグからキーホルダーまで、何でもかんでも数〜数十万円の金を叩い て買って、持っているだけで喜んでいます。お金がないと体まで売る無知さも 日本の病理ではないでしょうか。ライターって昔、ロンソンだとかダンヒルだ とか踊らされていた男もいましたが、100円ライターの方が軽くて、使い勝手 が良いでしょう。タバコに着火する道具にこだわる男はそう居ない。これが普 通の姿であろう。あ、話題がそれてしまった。 そこで酒の話に戻りますが、あれこれとウンチクを盛り上げませんか。でき ればご意見や体験を掲示板に書き込んでいただければ、ここに付け加えたいと 思います。また各人の好みの問題もありますから、お互いの食通をケナしあう 事よりも「こんな変わった味が良いと思わない?」って交歓する事が此処の頁 の趣旨にそうと考えています。どうか宜しくお願いしますね。 どうしても越の寒梅を飲みたい方は色々なお店でプレミアムをつけて8千円 くらい払えば買えるでしょう?だから、一番手に入らないのは宮越酒造の「雪 中梅」でしょう?これなんか、朝早く三和村物産館に並べば買えるのではない ですか?それも嫌?それは困ったマニアですね。贅沢ごっこしてますね、Hi… と、と今は思うように成長したのですが、10年も前は私自身ブランド物にか ぶれていました。後に書いた文章はその昔(パソコン通信時)にアップしたも のです。一番初めの文章は読んだ本の受け売りです。「問題の酒、本物の酒」大嶋幸治 著 双葉社刊 \1,500・日本酒を作っているのは2,000社。中で地酒をしっかり造っているのは3〜400社。 ・地酒作りを守っているのが越の寒梅。同じ姿勢の雪中梅、これは日本を代表する酒だ。 ・八海山は寒梅から技術指導を受ける代わりにそこで寒梅を作っていた。 ・久保田は淡麗辛口の代表。80年後半の地酒ブームで優れた酒だった。それが今普通 の居酒屋でも見かけのは近代化して増産出来るようにしたため。味の深みからは地酒 とは言えなくなった。 ・月桂冠、宝酒造など大量普通酒生産高は1社で新潟の酒蔵103社の総生産量より多い。 ・糖化装置を使うと米の質にこだわらずに安い酒が作れる。米代だけでも1俵\6,000のく ず米さえ使えるからだ。(山田錦は1俵 \26,000 ) ・酒は水で割って出荷する。アルコール度数が20%を14〜16%に薄めるのだ。 ・以前はカビ防止にサリチル酸を入れていたが、今はなくても良い製造工程にしている。 ・吟醸酒は低温で少しずつ発酵させるからできる。麒麟の社長佐藤平八氏は吟醸酒の神様。 ・プライドある酒蔵ほど米を多く削る。その量は50%〜40%である。酒蔵によっては70% も削って大吟醸酒を造っている。削った米はせんべいなどになる。 ・酒を造る米は「山田錦」「五百万石(新潟)」「美山錦」「雄町」が有名である。 ・地酒造りの勢いのある蔵は 佐浦(宮城)、真鶴(〃)舞姫(長野)花垣(福井)、 月丸(東京)、長良川(岐阜)などだ。 ・オーナー杜氏が造った代表銘柄、十四代(山形)、堀の井、山北(岩手)、天の戸(秋 田)、あら玉、月山丸(山形)、阿部亀治(山形)、上喜元(山形)などは良質である。 ・糖分とアルコール度は相反するもの。淡麗辛口〜濃酵甘口などの表示で分かるように甘 さやアルコール度で4種類に大別できる。 ・瓶の色で中を想像する。透明瓶は安いが黒瓶は5倍ものコストがかかっている。 ・価格は1升瓶で本醸造→ \1,800 、特別本醸造→ \2,000 〜2,400、純米酒→ \2,200〜 \2,600 、吟醸酒→ \2,500〜\3,500 、大吟醸酒→ \4,000〜\5,000 、純米大吟醸酒→ \5,000〜\8,000 この程度ならしっかりとした造りをしていると思われる。 ・コンビニの酒。土産物屋の酒は保管も悪く、期待できない。 ここからは私の主張??-------酒の話 1-----越の三梅…がいいなんて誰かが言い出して困った話。 急に何かお祝いに酒を持って行こうとしても「寒梅・雪中梅」が簡単に手に 入るなんてことはめったにない。(苦労せずに手に入る方法を教えて欲しい) 白梅ならば大体すぐ買える。町の酒屋になければ三越の酒売り場、ハクシン 商会で手に入る。しかし、これでは人は許してくれない。 では奥の手、「酒は何と言っても村上の酒ですヨ」こう話を持っていって、 「〆張鶴」と行く。これも前述した所や北蒲原なら案外手に入るようだ。 だが、ものの本を読んでいる諸子は許してくれない。そこで、「八海山」を 探していく。首都圏では飲み通にはこっちの方が話題性がある。 これは色々手に入れる方法がありそうだ。↓ 大抵は六日町へ行けば何とかなる。急ぎの方へ関越高速のインターを降りて 信号を左(市街)へ曲がって少し行った富士屋(73-6770)には他の1本とセット のものがある。必ず手に入る。ただし別の1本は自分で飲むことになろうか。 全く他意はない、酒の話。 * 魚沼地方ではスーパーでも売っているから、八海山が買えないことはちょっ と考えられません。杜氏は同じですからね。 佐渡汽船の待合い室でも売っているんだから…-------酒の話 2------越の三梅…はなかなか買えない。「寒梅・雪中梅」を簡単に手に入れる方法 があれば知らせ合いましょう。前回は絶対にこっちの方が美味だからと「〆張 鶴」や「八海山」を探して勧めるのが利口だ。飲み通にはこっちの方が話題性 があるという話だった。間違っても三梅でない「…梅」なんてものを人には差 し上げないように!世の中は甘くない。笑われるだけですよ。 同じレベルでは湯沢の酒が出回っているがPRが過ぎて美味でない。 そこで、一つ騙されたと思って是非買ってみて欲しいのが王紋の「いちがい こき」。これは王紋(市島酒造)が女杜氏ということでも話題にしながら飲め る酒だ。 色々あるが、麹の香りが漂うような味を求めての話なのでピンチヒッターを 一つ、「苗場山」(津南町)が良い。グリーンピア津南でも行ったら是非飲ん でみて欲しい。加茂の「ます鏡」もいいかも?(シャレ?)。あとは皆さんのお知 恵を加えてバラエテェーに…と