子どもはヘディング禁止



       脳しんとう多い、記憶力が低い



 米医学研究所はサッカーのヘディングが脳に与える影響など

サッカーの危険性について報告書をまとめ、4月30日発表した。

 報告書は「長期的な研究が必要」としながら、「10歳以下の子

どもはヘディングすべきではない。(米青少年サッカー協会)」と

いう意見や「高校のサッカー選手に脳しんとうの高い確率が見ら

れるなど、懸念を呼ぶ発見もある」との指摘を盛り込み危険性を

軽視しないように強調している。

 「サッカー選手は視覚、言語的記憶や心理的柔軟性のテストで

水泳や陸上選手に比べ、かなり低い得点」との研究結果もあった。

 つまり、ヘディングをすると脳が損傷を受ける恐れがあるとい

うのだ。このことに関する明確なデータがなく、指針が必要としな

がら、死亡例もあげ、関係者に注意を呼びかけている。