もう固定電話は無くなるよ
 それは違うでしょ…と突っ込みをいただきそうですが、NTTでは1月から切り替えが 始まっています。
光回線を利用されていない家については従来の電話線にデジタル信号を乗っけたIP電話となり外見
は変わりません。仰々しく「メタルIP電話」と称する話です。もう機械的な交換機類が古くなって寿命らし
いです。私がドヤ顔で「だからさ〜時代なんだよ」と言いたいのは、この家電話で嫌な思いをたくさん味
わって来たからです。
 もう30年も昔の話ですが、教頭をやっていた私に緊急電話のお叱りが次から次と入って来ました。
  職員名簿の原稿に訳の分からん電話番号が何箇所も書かれているではないか、確認して再提出し
ろ!と言う内容なのです。030- なんて番号は東京だろう…いい加減にしろ…お前の教員としての資質
を疑うぞ!などとも言われ、すっかり腐ってしまいました。
 この時代、携帯電話という知識が無かったお偉い方が怒ったエピソードの一つで、そのあおりを食っ
た教員は多数だったと思われます。
 その時代
 1.携帯電話は電話として認めない。
 2.居住実態を確実にするために固定電話を持つこと。
 3.勤務場所で携帯電話をむやみに使わない。
  等々の厳しいお達しがあちこちであった事を耳にしました。
  このような例だけで論を広げるのは無理な事でしょうが…今、時代の先鋒は若者で、デジタル面では
上下関係が逆になりました。笑い話として受け止めて欲しいのは「長幼の序」が死語になったかも〜と思
うのです。
  パソコン操作は若者に教えて貰う。テレビの話題はネットより半年遅れ。スマホ決済だから新札なんか
興味無い。と立て続けに言われながら、昔の苦い出来事を思い出したこの頃でした。
                                                R6年 8月